どうにもならないこと
身体的コンプレックスはたくさんあります。
背が低いとか、最近太りやすくなったとか。
ド近視だし(老眼も入ってきているのか?)。
でも何よりも困っているのが「歯」。
自分でどうにもできない部位です。
いや、ちゃんとケアしていればもう少しなんとかなったのかもしれません…。
虫歯から歯周病
小さい頃から虫歯だらけでした。
両親が自宅から少し離れた場所に店舗を構えていたので、小学生の頃は鍵っ子的な生活でした。
親がおやつをたくさん買ってくれたり、自分たちで買うことを許容していたので、好きなおやつを毎日たくさん食べていたように記憶しています。
「歯を磨きなさい」などのしつけをされた記憶もないです。←憶えていないだけかも?
そのおかげで?虫歯がたくさんできますが、小さい頃に近所の歯医者に行った時の治療で痛い思いをしたトラウマがあって、そのことを親に言うのが嫌で黙っていました。
学校で行われる健康診断の歯科検診も毎回虫歯を指摘されるので嫌でしたが治療にはほぼ行きませんでした。
そして、高校生の頃。
上の前歯4本の歯間に虫歯ができていましたが、放っていました。
ある日、硬いものを食べた時にそのうちの1本が欠けました。
流石にこれは見た目にダメだと思ったので、重い腰を上げて歯医者に行きました。
そこで先生に言われたのが「4本とも虫歯が進行しているので、歯の生えている場所柄セラミックにしないといけない」。
もちろん、セラミックは保険適用外治療です。
値段を聞くと、1本8万円×4本=32万(当時は消費税はない)で、高校生の私に払える金額では到底ありません。
親にこのことを話すのが気が重かったのですが、ありがたいことに親は何も言わずその費用を負担してくれました。
その時に先生からは「セラミックの歯でも一生ものではないから、20年持つかどうかわからないよ」ということを言われましたが、私はとにかく歯が綺麗になったので嬉しくてホッとしました。
その後、虫歯は出来ても痛くないからまあいいか、の生活に戻りました。
やがて社会人になり、仕事が忙しくなって歯のことなどどうでもよくなりました。
アラサーの頃、美容健康がテーマの売場運営に携わることになり、その中でとある先端デンタルケアショップとの取り組みもありました。
今思うと、仕事とは別で自分の歯のことも相談するべきだったのかもしれませんが、口の中を見られるのが裸を見られるよりも恥ずかしい(もちろんこれも恥ずかしいですよ〜^_^;)と思っていたのでした…。
また時は流れて数年後、歯と歯茎に違和感を覚えるようになり、これはマズいと思い知人に教えてもらった歯科に行きましたら「虫歯はともかく、歯周病が進行しています」ということを告げられました。
まだ30代前半なのに、恥ずかしいやら怖いやら。
その治療中、奥歯がダメになって抜けたものもありましたし、歯の根っこが辛うじて残っていたのでそれを使ってセラミックをまた入れたり、親知らずを抜いたり、歯周病治療を行ったりと時間のかかる治療が始まりました。
歯周病は菌の除去治療がうまく行って一旦経過措置になったのですが、虫歯などの歯の治療は長引きました。
頑張って通っていたその歯科が、別の場所に引っ越したのでそこにも通っていましたが、だんだんそこに通うのが面倒になりました(前は職場の近所だったのが1時間以上かかる場所に引っ越されたので)。
そうなると、また悪い癖が出て「仮歯が入っているからしばらくはいいか」と言う気になっていきました。
これはどうでもいい話ですが、私は笑っても上の歯の根元や歯茎が見えない口元なので「仮歯でも歯と歯茎の境目が他人からぱっと見わからなければとりあえずいいやん」と思っていたのです(本当にいい加減…)。
そしてまた数年経ち、チューイングキャンディを食べた時に差し歯が抜けたのがきっかけで、別の歯科にとりあえず応急処置に行きました。
その歯科ではインプラント治療も行っていて、次回のカウンセリングにインプラントの説明もすると言われました。
「え、私まだ30代なんだけど…」とビビってしまい、結局その歯科の次回予約はキャンセルし、差し歯が取れたところは仮歯が入ったからいいやということで自己完結しました。
それから騙し騙しで過ごしていましたが、40代半ばでやはり歯がダメだと思うようになりました。
しかしその頃自分は仕事のストレスなどで鬱になって休職していた頃と重なって、歯医者に行くこと自体もストレスで結局放置。
その後退職し、生活環境を変えて暮らしていた頃に仮歯がとうとう抜けましたが、見知らぬ土地で歯医者を探すことが面倒で、人に会うこともそれほどないこともあって「いつか治療しなくては」と思いつつも何もしていませんでした。
結局、新天地での生活に失敗したことで挫折して実家に戻って来て、心が落ち着いた頃にやっと歯医者に行く気になったのでした。
これほど残念なことはないから
遠くの名医より地元の歯科にすることが面倒くさがりの自分にはいいのだと思い、母から評判がいいと言われている歯科に行きました。
しかし、そこで言われたのは非常に残念な内容でした。
・仮歯が抜けた場所は歯根がほぼないので、入れ歯にする
・残っている歯(セラミック含む)も、グラグラしているので、時間の問題でダメになる可能性が高い(これも将来的に入れ歯を覚悟して)
早速虫歯の治療も行いつつ、入れ歯を作ることで治療は始まりました。
ということで、非常に無念ですが50歳を前に部分入れ歯生活となりました。
この歯科医院では、インプラントを推し進めることはないようで(というか、私の口腔に何か問題があるのかも?)、無理に高額の治療を推してくることもありません。
それに毎回先生には歯の状況のことを言われ「もう自分の歯が非常に良くないことは自覚したから何度も言わないで…悲しくなる」と思いつつも、自業自得だから仕方ないですね。
ここに通うようになってから、歯間ブラシも使うようにもなりましたが、特に歯磨き剤の指定はされないので、自分でその時の気分に合わせてデンタルケアは買っています。
メインはリステリンの「マウスウォッシュ トータルケア ゼロプラス」ですが、歯茎が疼く時(歯周病進行している証拠ですよね、とほほ)はデントヘルスの歯磨き剤風の治療薬で歯茎を磨いたり。
この前の増税前ストック購入のついでに「コンクール リペリオ(薬用歯磨材)」を買いました。
まだ使っていませんが、コンクールは歯磨きジェルやうがい剤も過去使っていたので、歯茎ケアがこれで、今後またコンクールシリーズに戻そうかな…。
今ではデンタルケアがスキンケアよりも気になるようになりました(合わなければやめるのも比較的ハードルが低い←もったいない考え方ですみません)。
電動歯ブラシや、歯間洗浄などの器具を使うなどした方がいいのだろうかと思うこともありますが、過去に電動歯ブラシを使ってメンテナンスが自分的に面倒だったので今のところ取り入れませんが、今後も興味は持っておこうと思います。
歯ブラシは、無印のこちらのタイプを使っています。
なお、色はグレージュっぽいこのグレーと白を交互に使っています。
ドラッグストアに行けばたくさんの種類が並んでいますが、ここはビジュアル重視(磨きたい気持ちを促進)。
もっと市販の歯ブラシがシンプルな色使いだったらそちらにするのですが、ね^_^;
部分入れ歯は、これまた無印の蓋つきマグに入れてインテリア的にごまかしています。
歯科医院でもらった入れ歯ケースではちょっと切なすぎて(笑)
個人的にはこのマグ、おすすめです。
↓白だとスッキリ…気持ちの問題です笑
もっと丁寧なオーラルケアをするべきなのでしょうが、複雑になってやらなくなることを考えると、無理なく続けられる方法を継続する方がおそらく良いのではないかと思っています。
25年前の自分に言いたいこと
歯は一生物だから、気付いた時にすぐにケアを!
そうすることで、治療費用も治療範囲も最小限で済みます。
自分を大事にするというのは、歯のケアも含みます。
歯を思いっきり見せて笑えることの素晴らしさ。
スキンケアのようにオーラルケアをすること。
ダメージが少なければ、いろいろ使わなくても比較的長くいい状態をキープできます。
そうそう、エイジングケアには確実にオーラルケアも含まれます。
色々買い物するなら、そっちに投資した方が絶対いいぞー(笑)。
歯が残っていれば今の医療技術ではお金があればなんとかできるのかもしれませんが、失った歯は取り戻せません。
インプラントをもしできたとしても…やっぱりそれは別物だし、その後のメンテナンスが結構重要と聞きますから、元の自分の歯をきちんとメンテナンスしていた方が断然いい。
忙しいという理由で治療を拒んでいた自分がバカだと思います。
買い物する時間は作っていたくせに(笑)。
今でも、そう遠くない将来にもっと口腔環境が悪くなるのだろうとビビりつつも、残っている歯のケアには努めます。
もし、口腔環境に不安をお持ちの方がこの記事をお読みでしたら…早めにケアを始めてくださいね。