ある日、ふと手放せたトレンチコート
先日、あっさり手放せたのでホッとしたのが、バーバリーのトレンチコート。
↓最初は査定してもらって返却してもらいました…
秋になってから改めて袖を通した時に、やっぱり今の自分の気持ちにフィットしないのだとわかりました。
(今思うと誰に頼まれたわけじゃないのに)バリバリ仕事をしていたあの頃…10年は前でしょうか。
自分の好きなことをしているはずなのに、とにかく追われるような毎日で、ショッピングでそんなストレスを発散していた感もあります。
頑張ってるからこれぐらい買っても良かろうよ?誰も止めないし…って。
でも、このトレンチコートは大事に毎年着ていました。
しかし何度目かのシーズン、いつもベルトで締めると当たる箇所に擦り切れた跡が出来ていて、同じような時期から自分の心も擦り切れていたのでした。
着ていないこのコートを手放せなかった理由はバーバリーブランド(ライセンスだけど)だったこともありますが、これを着ている当時の自分が好きだったという感傷的なものもあったのでしょう。
肩書きがなくなって素の自分になった時に、気負って着る服は要らなくなったのでした。
だから余計にしっくりこなかったのだと。
もう一着トレンチコートを持っているので、オケージョン対応は可能です。
今の生活で欲しいものを買うために換金しようとこの度ブランディアに再査定してもらった訳でした。
結果、春に出した査定より高値が付いたのもありがたかったのですが、古い皮膚が剥がれたような気持ちにもなりました。
こういう気持ちは初めてかも。
新しい自分は、古い自分を脱がないと出て来ない
若さはどんどん失われるけど、生きている限り新陳代謝はしていますよね。
暮らしも昔とは全く変わっています。
自分のワードローブを改めて見ると、前職時代に買ったものは本当に減りました。
気がつくと当時のスーツも仕事靴だったハイヒールは全て処分していました。
そして最近加わっている体型変化で、自分のワードローブ構成も想定のスピードより早く変わっていきそうです。
自分の「好き」がある程度決まっているけれど、その言葉だけで満足できない局面に出くわすと、ピーリングを行うように物理的に古い服を排除することは、今の自分が楽しくなるためには必要なスペシャルケアのような感じです。
スペシャルケアなので、当然コストがかかってくるわけですが(笑)、同じようにダイエットする時でもいろいろとコストがかかることを考えると、必要経費というか生きた投資になると思います。
もちろん、事前にリサーチはしつつも、最後は自分の長年の経験と勘でビシッと決める!←でもたまに失敗もします…^_^;
ミニマルに暮らそうとする時に、ファッションアイテムを買う時はちょっと罪悪感が伴いがちですが、今の自分にフィットしている服を着る方が結果的にはいい方向に向きやすいような気がします。
違和感を感じた時を契機と捉えて、ああだこうだ考えて実行に移すことを許してあげても…いいのではないでしょうか?(と正当化してみました^_^;)