夏に仕込んで解禁
ローファーになんだか「呼ばれてる」気がして、比較検討をした上で清水買いをしたあのローファー。
ネットで検索すると「万力締め」というワードが出てくるツワモノの靴の評判通り。
店での試着の時は「これでサイズが合っているのか?いや、サイズは合っているけど、馴染むの?!」と疑ったけれど、その佇まいに惚れてしまい、2度目の来店&試着で購入を決めました。
その後、夏の暑い夜、寝る前の儀式のように部屋で履き慣らしをしていました。
部屋で土足…眉をひそめる話かもしれませんが、買って外履きしていないからいいよね、と開き直って毎夜毎夜怪しい行動^_^;を取っておりました。
意外なことに、足の甲や幅が締め付けられるような痛みがあったのは数日ぐらいでした。
私の履き慣らしは、まず薄いソックスを履き、靴べらを使って足入れをし、部屋の中をウロウロしたり椅子に座ったりを繰り返して動くことで体重をかけて靴の幅を自分の足の形に合わせていく(逆なのか?)感じです。
初めは結構張りがある革と思っていましたが、だんだんしっとり感のある風情に変わったような気もします。
初めて外で履いたのは10月になってから、近所の喫茶店に歩いて行く時に。
緊張&足の痛みが出ないか心配でしたが、大丈夫でした。
でも私はかかとが擦れやすいので、念のためにこの靴を履く日は絆創膏を予めあたりそうな部分に貼っています。
↓初めて履いた日。フットカバーがかかとからチラ見えしています^_^;
右がちょっと甲が高いせいで、いわゆる履きジワも出ていますが、シューキーパーを入れることで革を休めながら型崩れを防いでいます。
紐靴の良さも理解できた
数年前におじ靴を楽しみたいと紐靴を張り切って買ったものの、紐を結ぶことが面倒になって持て余していました。
ローファーは過去に何度も履いていたから脱ぎ着が楽チンなはず、と思ったのでしたが、さすがに今回は慎重にならねばと靴べらを使って履いています。
これ、なんで紐靴の時は出来なかったんだろう…些細なアクションなのに^_^;
さて、長所は逆に見れば短所で、ローファーの弱点はホールド感が紐靴に比べると弱いことです。
紐靴は甲の周りを締めることで靴が足にフィットしますが、ローファーはサイズが合っていないと脱げやすい。
だから、ローファーはジャストサイズを選ばないといけないということも理にかなってると悟りました。
紐靴もローファーもおじ靴と一括りに考えていましたが、見た目も履き心地もフィッティングも結構違う靴だということを今更ながら体感したのでした。
マメな手入れは出来ていない^_^;
さて、男性の靴フリークの方々からは叱られると思いますが、結構扱いは緩いです。
本当は履いた後に埃を払ったり磨くべきなのでしょうが…あまり手を入れなくても革が程よいしっとり感があるので、今のところ毎度毎度のケアは放置気味です^_^;
でも、絶対シューキーパーだけはちゃんと毎回装着しています。
…ということで、「大事に扱うならシューキーパーは絶対買って損はない!」と言わせてもらいます。
今、手持ちの靴でシューキーパーを装着しているのはこのローファーだけです。
他の靴は、買った時についていた紙の詰め物や新聞紙をもんで柔らかくした詰め物を入れるようにしています。
一応靴のお手入れグッズはちゃんと揃えているのですが、普段は履くときに気をつけて履くようにしています(ぶつけたり溝などにはまらないようにしっかり目配り!)。
あと、勤務中はスリッパに履き替えて靴を休ませる(履くと足がむくんで靴がキツくなったり、時に臭いも気になりますしね、正直^_^;)…これは地味にいい感じです。
昔は一日中ハイヒールを履いて、脱いだ時に臭ったり、足がめちゃくちゃ痛くて、しかもだんだんハンマートゥになっていったという恥ずかしい&悲しい経験をしてきました。
そしてあの頃は靴をたくさん持っていて、履き潰しては買い…の繰り返しでした。
今はこれでも数を厳選しているので、大事に履くようになりました。
服にもバッグにも言えることですが、気に入ったものを大事に、ローテーションも考えて使う方が満足度も高いですね。
10年は履きたいと思っているこのローファー。
好きだけど、ヘビロテして履き潰してしまわないように…と一人ニヤニヤ(怪しい^_^;)して週1回の出番を楽しみに待つのでした。