日々の暮らしの充実を
私はファッション程にライフスタイルグッズに執着していない方だと思いつつ(え?)、急にそちらの方向に気持ちが向かうことがありがちで。
そのタイミングは、多くの方がそうだと思いますが、暮らしに変化があった時に起こります。
今回は、家族が母と私の2人暮らしに戻ったことと、コロナ禍でテレワークがメインになったこと。
通勤時間が0分になったら、暮らしに目が行く時間が増えました。
かといって、無理に買うものを探すわけではないのですが、この前のようにゴミ捨ての場所を整えたり、一時期増えたキッチングッズ等を整理したりと、ミニマルに暮らすことにまた興味が湧いています。
なのに、今回は食器が増えた話です。
汁椀をずっと探していた
そんなに頻繁ではないのですが、みそ汁を作って食べる時に気になっていたのが器(汁椀)。
実家に元々あったものをそのまま使っていますが、恐らく樹脂製でデザインも普通。
別段気に入っているものではないので、いつかは買い替えたいと思っていました。
でも、漆とか木製は扱い方がいまいち難しそうだし、母も気を遣わずに使えるとなると買えないな、と思っていました。
↓こういう記事を読むのが好きです(*'ω'*)
こういった記事でよく見聞きするのが、薗部産業さんの「銘木椀」シリーズ。
漆塗りも素敵だけど、木素材の素朴さが活かされたなんとも言えないぽってりとしたデザインに心惹かれます。
↓画像は「cotogot」さんのサイトからお借りしました
銘木椀 (薗部産業) | 飯わん・汁わん・どんぶり | cotogoto コトゴト
何度かネットで買おうと思いながらも、質感や色などを確かめたいからどうしよう…それこそ不要不急なので、まあいいか、という気持ちでした。
そんなある日、久々に出勤したときのランチ後。
事務所に帰る道中、近くの商店街の某ライフスタイルショップにふらっと立ち寄ることになりました。
一緒にいた人が「買い物をしたかった」という理由ですが、私もこの手の店は好きだし気分転換にいいな~と思って店に入ったとたんに見つけたのが、この銘木椀の桜。
♪あの日あの時あの場所で~のフレーズじゃないですが…「なんだ、こんな近くに君はいたの?!」。
早速手に取ってみましたら、軽くて滑らかな触り心地で思った以上に気に入りました。
念のため、ストックも見せてもらいましたが、店頭で見たそれが一番自分にしっくりきました。
値段を見て、ちょっとうわっとなりましたが、漆塗りだともっと高いし、これはそれだけの値打ちがあると思ってまずは1個購入しました。
見つけてから購入までの時間だけだとまんま衝動買いかもしれませんが、それまでに検討した期間を考えるとそうではないからいいのです(って誰に断りを入れているのでしょうか^_^;)。
で、使ってみた
左が既存の汁椀で、それに比べると小ぶりですが容量はさほど変わらないと思います。
いつも使う無印の飯椀(小)とのサイズバランスも良い感じ。
私は主に朝、みそ汁や無印などのフリーズドライタイプのスープをカップに入れて飲んでいましたが、この汁椀で飲むとなんだか楽しいという気持ちが加わりました。こういうのって、別になくても大したことはないのでしょうが、あると嬉しい気持ちだと思うのです(*'ω'*)
木目を見ていると、なんだか不思議な気持ちになります。
世界で1つしかないんだと思うと愛着もひとしお。
お手入れは基本水洗いでOK&洗剤無しでもいいようですが、私はスポンジに食器洗い洗剤をつけて、弱めの力でさらっと洗っています。←ポタージュやトマト系のスープとかはなんとなく汚れが落ちているのか気になるので(*´ω`)
ウレタン塗装仕上げなので、その機能劣化をできるだけ遅らせるべく、つけ置きをしない、洗ったらすぐ拭くようにするようにしています。
↓こういう記事を読むと、高いと思った商品代金が対価として払うべき金額として納得できます。日本のものづくりを微力だけど応援したい!
ウレタンは熱に強い塗料。耐熱温度は、なんと150度もあります。
スープや味噌汁を入れるお椀にとって耐熱性は重要ですが、
熱に強くて安全なものというと、漆かウレタンの2種類しかないのだそう。
そのうち透明色で木目を活かせるのが、ウレタン塗料なのです。
日用の器であるお椀は、毎日使うことで
どうしても3~5年でウレタンが磨耗していきます。
ただ、長時間水に浸さない、すり減りやすい角や縁を強くこすり洗いしない、
など使い方に気をつけていれば、より長く使い続けることができると言います。cotocotoサイトより引用
桜は色の経年変化も楽しめると思われるので、そういうことも含めて買ってよかったと思っています。
でもこれを2個に増やすかどうかはもう少し考えます。
思ったより楽とは言え、お手入れ自体は磁器等に比べるとデリケートですから、ね。
それと、こちらは一生ものではない消耗品・道具です。
日用品としてガンガン使って、ダメになったと感じた時にまた買い直すかもしれません。
その頃の自分はどうなっていて、どう感じるのでしょうね。
全然違うタイプのものを選ぶかもしれません。
そういう変化も含めて汁椀との暮らしを楽しみたいです。
器に凝るタイプではないけれど
食器を収集するのが趣味だったら、自分のことですから恐ろしいコレクターになっていたと思いますが、幸いそうでなかったので良かったです。
と言いながら、高級かどうかはさておき食器=日々の体を作る食べ物を置くツールと捉えると、それなりに気を遣いたいアイテムだなと思いました。
今後も食器は装飾性よりも機能性重視(洗いやすい、収納しやすい、壊れても買い替えやすい・定番)で所有していくことになりますが、木製のものはそういった概念を少し緩ませてくれた気もしました。
木製のお皿も、扱い方に気をつければとても素敵かも♪
いやいや、ミニマルライフにしたいから、モノを迎え入れる時はやっぱり慎重に!と自重。