会える時に会っておきたい!
オフコース時代を含め、小田和正さんを好きになってから40年以上経ちました。
小田さんは9月のお誕生日で78歳と、通常ならばご隠居していてもおかしくない年齢にも関わらず、まさに「自己ベスト」記録を更新中。
前回のツアー辺りからファンクラブに入っていてもチケットが当たりにくくなったなぁと思っていますが、今回のツアーで6月に四日市ドーム(三重)、7月にさいたまスーパーアリーナ(埼玉)、大阪城ホール(大阪)の計3回に参加できました。
今のところ、8月のサンドーム福井(福井)でチケット当選分を消化してしまう(=今ツアーの参加ラスト)のですが、最後まで諦めずに希望する公演のチケットエントリーは継続する予定。
ということで、一旦ここで参加したログを残しておこうと思います(*´ω`)
※以下ネタバレもあるのでご注意ください

★6月26日(木)四日市ドーム
今ツアーの初参戦は、地元(奈良)の年上友人と参加しました(お互い初めての四日市訪問)。
小田さんファンの間では周知のことですが、コンサートの名物企画「ご当地紀行」の初ロケ地がここ四日市市だった、ということで小田さんにとっても思い入れの強い土地でもあり、わざわざこの地で開催されたのかもしれません。
なお、我々は四日市ドーム公演2日間のうちの1日目の参加。四日市市は三重県では人口NO.1の市(ちなみに県庁所在地は日本一短い市名の「津市」)
四日市ドームは工場が集積しているエリアにあるので、土地勘がない我々は迷子にならぬようにと会場までの往復シャトルバスを予め予約しておりました。
そもそもこのエリアの道路は交通渋滞しやすいと評判らしく…しかもこの日は雨が降ったり止んだりと不安定なお天気だったので、バスにして良かったという結果でした(結構な数のシャトルバスの運行により開催中に発生した渋滞は「小田和正渋滞」と呼ばれていたことをSNSで知りました^_^;)。
さて、初めて見たドームはたくさんのガラス窓に覆われていて天気の良い日はなかなか映えるだろうなという外観で、中に入ると目の前にすぐアリーナとスタンド席が目に入ります。←「めっちゃ大きい体育館!」と書くと伝わりますか?

↓公式サイト(画像はお借りしました)によるドーム内はこんな感じです

当日の会場内写真はNGということで撮っていませんが、我々の居るスタンド席とアリーナの高低差はさほどない感じで、天気が良ければガラス窓越しに見える空がきっときれいなんだろうな。
ドキドキしながら待っているうちにコンサートのオープニング映像が流れ、メンバーたちのご入場後に満を持して小田さんが登場!
いきなり大ヒット曲「ラブ・ストーリーは突然に」を歌いながら花道を練り歩きするスタイルで始まりました。
久々に生で見た小田さんは、おじいちゃん味が増していましたが^_^;お元気そうで何よりでした。
ドームの音響があまり良いとは言えない中でも、小田さんは長い花道を歌いながら何度も往復されていました。←ルートや時間配分を考えて歌い歩くのってかなり難しいですよね、そもそも。
あの高音&クリスタルボイスが出にくそうだな…という場面もちょいちょい見受けられましたが、小田さんは徐々に声が出てくるタイプだし、歌詞忘れ等のハプニングもライブの醍醐味。
昔の小田さんもクールで素敵でしたが、今の年老いた小田さんの方が角が取れてチャーミングだと思うのは、自分も歳を取ったからなのかもしれません。
追記ですが、通常小田さんが行うバンドメンバー紹介を、この会場からメンバー各自が自己紹介する形式を導入されていました。それを見守る小田さんも楽しそうでした。
なお、天井からハートや音符等のモチーフが降って来る演出がここでもあったのですが、過去の公演で自分のところに降って来ることがなかったし、」今回もスタンド席だから諦めていたら…奇跡的に初めてゲットできました!

そしてあっという間に終演の時間が来ました。
帰りもシャトルバスだったので、余裕をもって帰りの近鉄特急に乗れました。
なお、翌日は現地は晴天で、コンサートの途中で鳥が会場内を飛んでいたという情報をSNSで見かけましたよ。なんだかほっこり^_^
★7月9日(水)さいたまスーパーアリーナ
今回のツアー、本音は全部の会場に行きたかったのですが、費用や仕事のことを考えるとさすがにそれは無理でして(その前にチケットが当たらないだろうし)。
でも収容人数が多い「さいたまスーパーアリーナ」だとチケットの当選確率も高いだろうから遠征しても良いかも!と勝手に思っていました。
今回一緒に行くのは40年来の親友Kちゃん。
Kちゃんは地元の小中高校が同じ(だから私がオフコースファンであったことをよく知っている)&縁あって私の大学時代の友人と結婚して現在東京都民。
実は今までこの手のジャンルのコンサートに一緒に行くという経験がなかったのです(なおKちゃんはクラシック系のコンサートはよく行く)。
なお、さいたまスーパーアリーナのスタジアムモードでの収容人数は3万人規模とのことです。




珍しくアリーナ席でしたが、さいたまスーパーアリーナは未経験だし、背の低い我々は逆に観客席は見辛いかも?とやや不安でした。
当日、会場内に入ってアリーナ座席表を確認すると…メインステージ自体は結構遠くでしたが、花道からは近く(3列目)、これだと我々でもかなり見やすい位置でホッとしました。
ライブが始まる前に振り向いて会場を見渡しましたが…広いし、5階まで観客でびっしりの光景に心が震えました。
さて、ここでも今回のツアーセトリと同じく「ラブ突」でスタート。
小田さんが全長約200mあるというロング花道を歌いながら私たちの前の花道を歩いてきました。
私は過去に間近で小田さんが通り過ぎた時に頭が白くなった経験があったので、それ以降必死にガン見するようにしております(笑)。
↓何度も出していますが、至近距離過ぎて瞬間昇天した時のエピ
Kちゃんも生の小田さんを、初めてのコンサート参戦&間近で見ることが出来てたいそう喜んでいました。欲がないとかビギナーズラッキーってこういうことなのかな^_^;
序盤のバンドメンバー紹介は、四日市公演から採用された自己紹介形式で、ギターの稲葉さんが今日の観客数が3万人であることをおっしゃって、稲葉さんの音頭で「小田さんコール」を会場全員で行うなど、コンサートはふわっと楽しい空気感が溢れる中でどんどん進行していきました。
途中の小田さんMCでは、いつものアンチョコ(メモ)を思わずポケット?にしまい込んでトークが途中で止まり、またそれを取り出して語られていた様子が失礼ながら可愛らしくて。
そのトークの内容は、小田さんの若かりし頃(且つ売れていない頃)に父親が「和正はいつまでこんあことをやっているのか」的なことを母親に言ったという話で、そして自分はこんな年(77歳)までやっている(笑)…という自虐的なものでした。
そのMCのあとに歌われた「たしかなこと」は、今ではたくさんのアーティストの方々がカバーする小田さんの代表曲の1つです。
小田さんとお父様との関係については、ご本人同士でないと到底わからないことではありますが、決して良好というものでもなかったようで(お父様は、晩年小田さんのコンサートに足を運ばれていたというのを聞いたことがあるので、ちゃんと小田さんのことを認めていたとは思いますが…)。
でも、小田さんがお父様のことをMCで話されるのは、生前のお父様に対して思いを伝えられなかった裏返し的なものがあるのかもしれませんよね。
親に対する誰にでもそういうことってありますよね…私もあります(死んだ父ともっと話をしておけば良かったとか、存命中の母に、改めて&照れくさくて言えないこととか)。
↓お父様のエピソードが少し。ファンだと、小田さんのお母様愛のことは周知かな^_^
小田和正 実父死去していた!兄が語った「臨終の父子対面」 | 女性自身
その後も小田さんは何度も我々の前の花道を通られたので、その度その姿を目に焼き付けよう!と頑張りましたが、今ブログを書いているとどのように歌われていたのかとか、着ていた衣装がどうだったとかの記憶は全く欠落していますね(笑)。
さて、コンサートの2部のとある曲で、花道から降りてアリーナ席通路を歩き出した小田さん。
「どこまで行くんだろう?!」と目で追いかけていると、車椅子シートのある2階席への階段をどんどん上って行かれて、観客の方々とコミュニケーション(ハイタッチか握手?)を取られていました。
そしてそこからいつの間にピアノがセッティングされている花道まで戻られたのか不明ですが、「言葉にできない」を弾き語りされました。
声は初めはややかすれていたけれど、どんどん力強くなっていったことにも驚きました。
なお、昔のようなどこまでも伸びていくハイトーンでの歌い切りではなかったのですが、それに代わる「情的なもの」は逆に凄味が増しているのではないでしょうか。
やがて本編の終了曲「君住む街へ」が始まりました。
私もオフコースでもソロでも大好きな曲ですが、きっと小田さんも思い入れのある曲の一つだと思います(過去に同名のツアータイトルがあるぐらいなので)。
でも小田さんの歌声が途切れたので、「あれ?」と大型モニターを見たら…小田さんが感極まって歌えなくなっていた様子が映し出されていました。
小田さんがコンサートで涙を流されるシーンは映像で見たことは何度かあったのですが、涙をこらえている姿(涙をこらえて仁王立ちの様だった記憶)を実際に目にし、こんなに無防備な姿で泣くなんて…こちらもグッと来てしまいました。
涙と言えば、オフコース時代の1982年6月30日の武道館コンサートで「言葉にできない」の歌唱で小田さんが泣いて歌えなくなったシーンを思い出し、つい良からぬこと(ラストツアー?!)を考えてしまったのですが、自然と会場のみんなが応援するかのように続きを歌い出して、結果大合唱となったことも良き思い出に。
あ、その時も天井からハートや音符等のモチーフが降って来て、Kちゃんがゲットしたものを私にくれました(人''▽`)ありがとう☆
↓小田さんをかたどったタイプ。

個人的には四日市ドームの時よりも小田さんの声はよく出ていて、元気さも増していた印象で、どんなにベテランで歳を取っていても、場数を踏むごとにギアを上げていけるんだ!と感心しました。
そして、そういう姿を見ることで私も力をもらった気持ちになりました。
コンサートが終わった後は、いつもと同じく深夜バスで帰るという強行スケジュールですが、今回はコンサートの余韻が残っていてほぼ眠れず^_^;翌日は寝不足でちょっとしんどかったですが、Kちゃんと思い出づくりもできたので、やっぱり遠征して良かった!と思いました。
★7月23日(水)大阪城ホール
やっと地元関西での開催!ですが、今回はチケットがなかなか取れない会場の一つだったようで、7/22(1日目)は何度トライしてもチケット抽選に外れました。
今回も地元の年上友人と共に、ツアーTシャツ(なお、小田さんのツアーTは今回初めて購入しました)を着て気分を盛り上げて٩( ᐛ )و
↓ツアートラックは20台程停まってました



そういった状況でしたが、SNSで大阪1日目が盛り上がっていたという情報が上がっていて(他の会場でもそうだと思いますが笑)、大阪って多分観客のテンションが高めと思われるので、それが演者にも伝わるのかもと思いました。
セトリ等については他の会場と同じなので割愛しますが、大阪城ホールは自分も慣れているせいかどの場所でも安心して観ることが出来ます。
今回もスタンド席(大阪城ホールにおいて)でしたが、花道を見下ろす感じで意外と近く感じられましたし、メインステージを斜め後ろから見る角度でもあったので、普段見えにくいキーボード・ドラムス・ストリングスの演奏も双眼鏡越しではありますがしっかり見ることもできました。
そうそう、手作りの応援グッズ(団扇とか)を持って来られている方も多くて、それが結構目立ちました。
昔では考えられないというか、小田さんも結構そういうノリを受け入れてくださっているのだと思いますし、観客の皆様もコンサートを盛り上げよう!という意気込みを感じました( *´艸`)
そういう熱気がライブ前からあったからかもしれませんが、前回のさいたまスーパーアリーナから約2週間後、小田さんもバンドメンバーも更にパワーアップしていた気がします。
コンサートの合間に流れるVTR「ご当地紀行」では、大阪府交野市にある「星のブランコ」に行かれた様子が。
一度は挫折(おそらく猛暑過ぎたせいで、途中で引き返す)したけれど、やっぱりリベンジ!ということで再びその地を訪れてちゃんと目的達成されていました。
さすが小田さん…負けず嫌いというか、諦めたらやっぱりあかんよね!と思わせる永遠のチャレンジャー精神に脱帽。
↓こういう場所があること自体知りませんでしたが、良さげな場所ですね^_^
あ、締めの小田さんによるバンドメンバー紹介の最後に「小田和正でした」と自分の名前をおっしゃいました。
2日間公演の2日目に「小田和正でした」と名乗るパターンが多い気がするのですが、今回のツアーがたまたま初日参戦が続いて聞けていなかったこともあって、久々に聞けてこれまた嬉しかったです。
この大阪公演でツアーの前半が終了し、すでに後半戦(計7会場)が始まっております。
楽しい時間(コンサート及びそのツアー)はすぐ過ぎてしまうもので、ちょっと悲しくなってしまいますが、コンサートに行けない時も思いを現地へ飛ばして、自分のやるべきことをやります。
でもでも、まだまだ暑い熱い夏が続くようです( *´艸`)!
【追記】その後行った、福井&高松公演のログはこちら↓