急にスッと入ってきた
私のような年代(今年で50)でも、ふとしたきっかけで今どきの若い人たちの曲を耳にすることがあります。
去年はあいみょんでしたが、冬あたりからOfficial髭男dismがいいなぁと思うようになり、今年に入って突然キングヌー(King Gnuと書く方がかっこいいな、ですが変換するのが面倒なのでカタカナで)が気になりだしました。
きっと私は男性のハイトーンボーカルが好きなんだな(笑)と思いましたが、歳のせいか歌詞が聴き取れないです。
ま、この手の曲はノリで聴くものかも知れませんが、これも自分が多感な頃だったら歌詞を見て、実際にノートとかに書き出したりして反芻するのだろうな…と思いました。
キングヌーからの、オフコース(←こっちが言いたいんでしょ笑)
キングヌーのボーカルの井口さん(下の写真 右から2番目)の、影響を受けたアーティストの中の1組に「オフコース」とあって、小田さん好きの私は何故か嬉しくなったりしたのですが、キングヌーの曲には特にそのエッセンス的なものは感じません。
↓画像はお借りしました
作詞作曲はリーダーの常田さん(上の写真右端。めっちゃ男前ですね)ということで、東京藝大に通っていたとかの履歴も気になりましたが、井口さんもそこを卒業されて(声楽専攻だったそうな)、その他のメンバーさんもなかなか音楽に精通している印象を受けました。←音楽に素養のない私がとやかくいうことはないですよね^_^;
ほぼ毎日Apple Musicの「はじめてのキングヌー」を何度もリピートしていますが、未だに曲名と歌詞などが頭に入らない>_<でも聴いていて「気持ちいいなぁ」という状態で、その中の1曲が気になっています。
それは「It's a small world」
明日の事なんてわからないけれど
人生は止まらないし
夏の終わりの熱帯夜に二人
夜に眩しいほどに煌めいて
(中略)
君の世界に僕も生きられるなら
それは素敵な事でしょう?
(子供みたいに戯れあってさ)
大人になんてなりそびれたままでいいの
勝手に世界が回っても
(それもいい、いっそ君だけでいい)
「It's a small world」より抜粋
タイトル通りに、 二人だけの世界だ〜なんて、その歌声とのマッチングがいいなと何度もこれも聴き直しているのですが、この前「あれ、この歌と全然雰囲気も違うけれど、私が10代前半に好きだったオフコースの曲に通じるモノがあるような?」とイタいファン心がムクムク。
それは「あなたより大切なこと」という、アルバム「We are」の中の、小田さんの曲。
↓マニアックシリーズ(?)、オフコースの写真集「We are」。写真左上が小田さん(33歳ぐらい)。
例えば 君が きえたら
帰れない 僕は 何処へも
でも例えば 世界が 終りを迎えても
君がいれば
Ah あなたのことを 愛するよりも
大切なことが あるの
Ah 僕のまわりのすべての愛が
あなたから始まる
(中略)
かけがえのないもの それだけのために
そのひとだけのために
生きてゆくのは ずるいことなの
誰か こたえて
「あなたより大切なこと」より抜粋
「さよなら」の後に出たヒット曲「Yes-No」の方が圧倒的に有名で、今でもこの曲は小田さんのライブで「みんなのお約束」的な盛り上がりをみせるのですが、アルバムの1曲だった「あなたより大切なこと」はYouTubeにライブ演奏がUPされていたので久々に聴きました。
私はこの曲も割と好きで、まだ恋愛がよくわからない頃に聴いたことで余計小田さんをこじらせた要因となったのは否めません。
別の機会に書いてみたいのが、小田さんの曲は見かけによらず女性に迫っちゃうようなストレートな表現を実はしているという記事なのですが、きっとマニアックな内容になると思う^_^;
で、何が言いたいのかというと…両方の曲は全く印象が違うのだけれど、共通するのが「二人だけの世界」にハマっていたい欲望が渦巻いていること。
今で言うところの「○○沼」なのでしょうが、そう言えばオフコースの「Yes-No」も密室的な感じの歌詞なのですよね…。
脱線しますが、その歌詞には
今なんていったの?他のこと考えて
君のことぼんやり見てた
好きなひとはいるの?こたえたくないなら
きこえない ふりをすればいい
君を抱いていいの 好きになってもいいの
君を抱いていいの 心は今 何処にあるの
ことばがもどかしくて うまくいえないけれど
君のことばかり 気になる
ほら また 笑うんだね ふざけているみたいに
今 君の匂いがしている
「Yes-No」より抜粋
わわわ、全部書いてしまうところでした(笑)。
↓珍しいバージョンがUPされていたので貼ります。
片思いの女の子が手の届きそうな距離にいるけど手が出せないという「密室感」のある歌詞が、まだ本当の恋愛を知らない中2の私には何故か健康的に聴こえて(笑)。
小田さんのハイトーンボーカルに騙されていましたが、なかなかの攻めてる曲なのですよね。
なお、この「Yes-No」のタイトルは、小田さんが珍しくテレビ出演していた時に考えついたという逸話がある(普通本番中にそんなこと考える?それこそ「他のこと考えて」ですよね)のです…ってどうでもいいウンチクですみませーん!
話をまた戻しまして(汗)、比較的若い年代というのは、世代が違っていてもそんなに感性は違わないということですかね。
音楽は、やっぱりタイムマシーンだ。
よく言われることですが、昔の頃に聴いた曲を歳を経てから聴くと、まるでそれが過去行きのタイムマシーンのごとくグーンと戻れますよね。
懐かしい、でもまた現実に戻ってみると「あの時は若かったな」と何となく照れたりして。
現在流行っている曲も、数年すればタイムマシーン化してしまうけれど…感性を瑞々しい頃に戻してくれるという点で、ものすごいエイジングケア的な効果があるような。
見た目はどこも若くなることはないけれど(笑)、昔の曲だけでなく今どきの曲を聴いてワクワクしたりときめいたりすることはなかなかいい感じです。
あー、キングヌーのライブにも行ってみたい(でも浮くだろうな〜^_^;)。