前にクローゼット整理をした際に出てきたのがバッグインバッグやポーチ類。
皆様にもあるあるかもしれませんが、ポーチって結構お持ちではないですか?
付録やノベルティ、お土産等で入手してしまうことも多く、かさばらないのでとりあえず取っておくのですが、いつも使うものは大抵決まっています。
どうしてこうなった?を考えてみた
私は過去大きめのバッグを日常的に使っていたので、どうしても仕分けできるアイテムが必要でした。
ベタですが、例えばルイ・ヴィトンの名作「ネヴァーフル」のような大容量トートバッグの中ではモノが散財してしまいます。
そんな頃に世に出回っていたのがバッグインバッグ。
平たく言えば、仕切りが多い大きめポーチですが、トートバッグなどのバッグ内に仕切りがない場合に、これらのアイテムがお役立ち!ということで結構流行ったと思いますし、もちろん今でもお見かけするアイテムと思います。
手帳、筆記用具、ハンカチ、ティッシュ、薬、お財布、時にはメイクグッズなどなど、毎日旅行か、という感じでアイテムを収納していました。
その細々したモノをさらにポーチに入れたりもしていました(ミニ巾着とかも)。
今思うと、営業に出るスタイルではなく、逆に営業に来てもらっていた側だったので、いちいちバッグインバッグを仕込む必要もなかったのかもしれません。
いわゆる「置きバッグ・ポーチ」を採用すればよかったのでしょうが、どこでも仕事ができるように、と思って毎日律儀に持ち運びをし、ちょっと便利そうなバッグインバッグやポーチを見つけると買い足したりしてました。
でも、どのバッグインバッグ・ポーチも寿命を全うする前に飽きてしまうのでした。
機能的と思った仕切りの細かさが、逆に鬱陶しく感じたりして。
バッグインバッグやポーチでバッグの中でかさばるとは皮肉でした…。
踏ん切りをつけないと
今はゆるい感じで働いているので、あの頃のバッグの詰め込み方や重さには驚きます。
やりもしないのにどうして家に仕事の資料を持って帰っていたのだろう、筆記用具も会社にあるのに…化粧直しもろくにしなかったのにメイクポーチもパンパンやん!
でも、あの頃はそうすることで何かのバランスを取っていたのでしょうか。
とっても非効率です。
ミニマルライフのことをかじり始めていた時ですら、バッグの中身はそういったカオス状態でした。
長年勤めた会社を辞め身軽になった今だから言えるのは…きっと必要以上に残業するなよ、もしも用のアイテムを常に携帯するのはバカバカしい、ということ。
当時は24時間が全て自分に使えるからということで、プライベートとオフィシャルの境目がわからなくなってしまったのでした。
そしてポーチ類やバッグインバッグ達はこの度ほとんどを処分しました。
旅行で使うかなと思いましたが、そんなに旅行も行かないしその時はジップロックなどでまかなえます。
さすがにまだ0にはできないと思い数点残しましたが、また折を見て減らす予定です。
結局自分にとって使い勝手がいいのは「ざっくり収納タイプ」
とは言え、バッグインバッグの要素は必要ではあるのです。
しかし前は細かい仕切りがあることでその分余計なスペースを何かしら埋める感じにもなっていたように思います。
今はバッグの中の素材を守るということで、必要に応じてがま口ポーチを愛用しています。
使う場合に入れるものは、鍵・財布・ヨガの時はヨガの会員証・リップ・ハンカチ・頭痛薬など。
仕切りのないトートバッグを持つ時にポーチを併用することが多いです。
がま口ポーチに仕切りはないですが、これぐらいの方が融通が利いていい感じです。
あくまで個人の感想ですが、便利を追求しすぎて肝心のことを見失っていることがある事例がこういった収納ゴトなのかなと。
あるものを収納するということなら仕分けされている収納グッズは必要ですが、考えるべきはどうしてわざわざ収納しないといけないほどのモノがあるのか?ということ。
初めからスペースが限られていたら、そもそもアイテムも厳選するし、行動も自ずと制約が入ります。
その制約は悪と出ることもありますが、生活の見直しのチャンスでもあると今の私は思います。
手ぶらで生きる、なんてまだ言わないですが、身軽に・簡潔に暮らすために工夫はまだできそうです。