ミニマルライフに惹かれたのは
タイトルが仰々しいですが、たわごとのようなことを書きます^_^;
仕事関係でつまずいた頃と、ミニマリストという言葉を知った頃が重なっています。
既に断捨離という概念もありましたが、ミニマリストの響きにストイックさを感じました。
そもそも自分は全くストイックではないタイプでしたが、「自分の存在価値はない」とかのネガティブな感情がドーンと押し寄せてしまった時に、まずはいろいろなモノを捨てたくなったのでした。
必要最低限という概念をルール化して、当時同居していた彼にもそれを強いていました。
相手は「捨てられない人」だったので、私の行動を見て結構嫌がっていました。
私はだんだんそれもストレスになって、それが決定打ではないですが、その数年後別れました。
その後もなんだかんだあって、もうダメだ…と思って実家に帰って来てから…ミニマルライフとはなんぞや?とまた思うようになりました。
シンプルライフが一番しっくりくるのかも
「ミニマリスト」「ミニマルライフ」というサウンドや綴りって美しい…と思うのは私だけでしょうか?
ミーハーなので、シンプルという言葉では「普通」って思っていたところもあります。
しかし、過去にミニマリストを目指して逆に失敗した経験があり、迂闊にミニマリストと称するにはまだまだだな…と思います。
そしてミニマリストが流行語にもなって盛り上がった頃と比べると、今のミニマリストのタイプは多様化したような…。
私がミニマリストを知った頃は、元々いっぱい所有していた人々が「捨てて!捨てて!捨てて!こんなに捨てた!」「これだけしかない」「心もスッキリ」「人生変わりました」…といったわかりやすさがありました。
今は「スマートライフ」「無駄を省く」「燃費良く」という感じや、元々持っていなかったから大きく減らすことなく自然とミニマル化していた、着回し術にそもそも長けている(初期から合理的なワードローブ数を管理)…などの賢いイメージや、若い時から既にミニマリスト的考えでいる人もいます。
そもそもミニマリストは欲望レス(ギラギラしていない)なイメージです。
バブルをかじった世代ではない若い人は、高級ブランド品や高級車が欲しいからお金を貯めるなどという発想がそれほどなく、「モノより思い出派(コト消費派)」な感じがするのです。
ということで、現在の私はどちらかというと「シンプルライフスタイル」に属すのかな…。
マキシマリストだったから
でも、私の生まれ育った環境や性格を踏まえると、今のミニマルやシンプル志向に至るには、多くを持つ生活が必要だったのかもしれません。
買ってみてわかった成功・失敗の体験が今の購買行動に生かされていますし、過去の仕事(物販系)をする上でも実体験のコメントがリアルだったので販売する際の説得力が増していました(笑)。
と言いつつ、今は高級ブランドバッグでも簡単にレンタル可能な時代です。
昔にそんなサービス産業があったら購入することなく試せて散財はしなかったと思うのです。いいなあ…
自分が今の時代で20〜30代だったら、社会背景も含めて情報にも踊らされずに冷静にジャッジできるのかな?でも性格はどうなっていたんだろう…。
ただ、限界とかが見えてしまい過ぎるのも時には弊害になるようにも感じます。
初めからできないとかの判断をしてしまうことで、可能性を手放してしまうことになるような。
バブルの頃は着回しなんていう言葉はそれほど浸透していませんでしたし、雑誌の情報がメインでそれを見本にしていましたから、大都市圏のファッションビルなどで服を買いに行くのがちょっとしたイベントのようでもありました。
そのせいで余計なものもたくさん買いましたが、それはそれで素材の勉強もできたし、結構面白かったような。
今はお手本もネット上でたくさん見ることができるし、ユニクロなどのシンプルでリーズナブルな服が簡単に手に入れやすい環境です。
個人的には今の時代はおしゃれ偏差値の平均が高いように思いますが、失敗をしにくいことがイコール良いのかは?です。
ま、これは個人が悪いとかの話ではなく、経済を回すという観点なのですが。
忘れていた言葉「スモールライフ」
最近、終活に興味を持ち始めています。
元気なうちに早めに備えておくことで慌てないように、です。
私は子供がいないので、自分の死んだ後は誰に何をお願いするのかを明確にしておかないと迷惑をかけるからです(これは、自分がその立場になったら困るから…の裏返しでもあります)。
たまたま平成→令和に変わった時期でもあるので、メディアでも終活的なことを取り上げているように感じます。
ま、これは自分が関心があるから、その情報に敏感になっているだけかもしれませんが^_^;
それで最近ふと「スモールライフ」って聞いたような聞かないような?と思い、ネットで検索したら…おそらくミニマリストがで始めた頃にちょっと聞いたけど浸透していない言葉のようでした。
字のごとく小さく住まう(スモールハウスの意味合い)とか、暮らしに関わるいろいろな事象に対しお金をかけないとか、関わる人間関係なども身近に限定していく…そんな感じです。
私はなんとなく鴨長明の「方丈記」を思い出しましたが、ミニマリストと同義語のようでいてこちらの方がエコノミーな意味が強いようにも思いました。
インパクトが「スモール」では弱かったのか、浸透することがなかっただけで、十分概念としてはイマドキですよね。
「ミニマルライフ」「シンプルライフ」「スモールライフ」…どれにも共通するのは難しく考える時間すらもダウンサイジングする、ということでしょうか。
人生において、判断をすることで無駄に時間をとられないようにするには、選択肢は少ないに越したことはないので、そのためにそもそも迷いがない環境に身を置くということと捉えています。
迷っていた時期が長かったことも自分にとって必要なことだったと思いますが、その時期にもっと自分に「余白」があったら今どうなっていたんだろうとも思います。
と言いながらも、今の自分を生きているので、これからを心地よく暮らしていくことを引き続き模索していきます。