食育って
私は自営業の家に生まれ育ちました。
両親は、昼の食事もままならない感じで仕事をしていたこともあり、必然的に朝・晩のご飯もちゃちゃっと済ます傾向にあったので、私は家庭料理というものにあまり触れないまま、そして疑問も特に持たないまま成人しました。
…って書きながら、中学生の頃からは父方の祖母との同居生活になったので、多少その辺りは改善され、昼ごはんだけ祖母が担当する役割分担になっていました。
祖母も自営業しながら東京一人暮らしだったのですが、料理はある程度のことはできる人だったのですよね。
私も今思えば祖母に料理を教わったら良かったのでしょうが、一向に興味が湧かなくて(笑)、祖母の味を引き継ぐことはありませんでした。
祖母も、家の住人が食(家庭食)へのこだわりがそれほどないことを察したのか、そもそも自身も食が細いこともあったせいか、なんとなくその辺りのこともうやむやに。
そして私も成人して家でご飯を食べることも少なくなり、いつしか祖母の作った料理を食べることもなくなっていきました。
言い訳にするつもりではない(いや、そうかな)のですが、食への関心ってやっぱり幼い頃にある程度ベースが出来るものかなと思うのです。
いわゆる食育などはない時代でしたが、友人の家で食事をいただくと品数が多いとか、必ず「母の手作り〇〇」的なものがあったように思います。
でも、私はお菓子が好きだったので、その辺りの苦痛もなく過ごせたのですよね。
そう言えばプリンもケーキ店のちゃんとしたものではなく、プッチンプリンが好きでした(あのケミカルなカラメルの味がたまらない)。今でもたまに食べたいと思う
だから、ちゃんとしたものが食べたくなったら外食すればいいと思うのですよね。
経済的コストがかかるけれど、それなりの腕の人が作ってくれる・準備も後始末も不要とくれば、自分の調理&付帯業務時間のコストは削減されるから、なかなか悪くないと思うのです。
スーパーやデパートのお惣菜も類似していて、作れない(作る気がない)ものは外注する方が結果精神衛生面でもいいのです。
でも、こういうことを書くことに罪悪感が伴うのはなぜでしょう?
日本がどこかで食事(特に家庭での)に対する呪縛があるのでしょうか…もう良妻賢母という言葉も?な時代でも、家事もちゃんとするのが女性という刷り込み?
昔正社員で仕事ばかりをしていた頃、同期(男性)に「お前には結婚して、子供も作って、仕事も今みたいにバリバリやる奴でいて欲しい」ととても前向きなエールをもらったことがありました。
彼はとても仕事が出来る人だったからそう言われて嬉しかったけれど、一方で「なんで結婚と子育てと仕事の三拍子を揃えないとすごい女性という評価にならんのか?」と思いました。ちなみに彼の奥様は子育てに専念するために仕事を辞めちゃっていた
ま、その仕事も中途半端で終わった私でしたが^_^;
何が言いたいのかというと、私は全能ではないし、子育てしながら仕事をしている方々もすごく葛藤しながらも頑張っているので、比べるのはやめようということ。
参考にできるものは取り入れる方が自分にもいいことだとは思うけれど、同じようにできないことの方がほとんどだから、できないことでコンプレックスを抱えないように。
レトルトもインスタント食品はとても進化しているし、中食・外食もこのコロナ禍では飲食業への貢献だと思うし、朝ごはん・晩ご飯は外で食べたりテイクアウトが普通の国もたくさんありますよね。
なぜこの話を書いたのかというと
作らないといけない(または作ってあげたい)対象者がいるならば、幼い頃から刷り込まれる「食育」って大事なのかなというのが個人の感想なのですが、書いている途中で迷走し出したのでここで止めます(笑)。
ここからは本題に。
さて、私はどちらかというとモノの判断をする方が得意というか関心が高いので、作らない割にツールにはこだわるタイプです。
最低限の道具を、お気に入りにしておくことには一言ありますので、今使っている道具は活用頻度が高いです。
でも、使わなくなったのに残していたのがル・クルーゼの鍋。
昔、そのデザインに惚れて買ったものの調理でヘビロテしたのは初めのうちだけ。
結局鍋料理かカレー用で使っていることがほとんどでしたが、とにかく重いのです。
それでもいつか使うかも(ご飯炊くとか)という変な期待もありましたが、炊飯器でご飯は炊いている現状には変わりありません。
とうとう所有することを諦めようとリサイクルショップに持ち込んだら買取不可だったので、キッチンの収納スペースにまた戻したのでした。
で、とある日の夜遅く。
洗った鍋類を片付けるのにル・クルーゼ鍋も入っているキッチンの引き出し(コンロ下)を開けた時に、何かがサッと動いた気がしました。
「まさか…」と思い一旦閉めてまた開けて、恐る恐るその引き出しのル・クルーゼ鍋周りを見たら、成虫ではないけど成長中サイズのGがいました。
ここはアルコール噴射で始末しようと一つ一つ収納道具やツールをのけている間に、奴はいつの間にか消えていました…ああ、めっちゃ腹立つ〜!!
翌朝、隙間的な部分はテープを貼っておきましたが、キッチンの本体と床とのわずかな隙間に入り込むことはあるだろうし、そもそも引き出しと本体の部分は隙間があるものなので、そこからの進入はGに限らず可能です。
ちょうどリフォーム前にキッチンをどかした跡にGの死骸が数個あったのを目撃していましたが、キッチンリフォームをしたからもうGが入り込むことはないはず!と油断していました。
そもそも奴らはそういう理性などないので、隙あらばやって来ます。
別途対策は打たなきゃと思いますが、とりあえずはシンク下などの収納引き出しスペースはちょいちょい拭き掃除しようと思いました。
そしてル・クルーゼの鍋はやっぱり不要だと思いましたので、その引き出しから出し、いつかは処分すべく物置部屋に移動。
この出来事をきっかけに、キッチン下の引き出し内の収納見直しをすることにしたので、結果オーライかもしれません。
久々に無印のファイルボックスにお世話になりました〜。
↓before 左から2番目の鍋の下にル・クルーゼ鍋を置いていました(2個重ねていた)※この写真を撮って時にはル・クルーゼ鍋は撤去済^_^;
↓after ル・クルーゼ鍋を抜いて、全て立てる収納にチェンジ、調味料も取り出しやすくなった
↓シンク下の収納スペースの奥にある配管の隙間をテープで封印しました。
↓後日こちらも無印ファイルを買い足して、ザルなども立てて収納スタイルにしたので見た目もスッキリ☆
ファイルにグッズ縦に入れると、ざるやボウルを平置きしていた頃の取り出す時のストレスが減ってとても良かったです。
取りあえずこの収納方法で様子を見ます。
害虫対策は別途考えないといけないけど、正直Gトラップを仕掛けること自体が嫌なんですよね(トラップアイテムが目に入るとガックリくるから)。
そしてそれより写真を見て気になったのは「鍋がなかなか変色している!」ということ。
時間がある時(&気持ちの余裕も)に磨きたくなりました(笑)。